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飯豊今昔

山形県の飯豊町は人口7000人ばかりの小さな町だ。

町の半分は飯豊山の懐に接している風光明媚な所である。

その飯豊山を望む山里の中津川地区にもう20年以上もお世話になっている農家民宿がある。

若かったアウトドアが大好きな民宿の若旦那も今や白髪が目立つ歳になってしまった。

 

数年前、その若旦那の祖父が若い頃にこの中津川を自作のカメラで記録していたということを聞き、その撮影したフィルムの存在を訪ねた所、家のどこかにあるはずだという。

そこで探してもらった所、屋根裏からごっそり出て来たのである。

カメラは見つからなかったがガラス製のフィルム、乾板が数十枚カビにまみれているもののしっかりと大正時代の中津川の農村風景が写っていたのである。

 

早速カビを落としてプリントしてみると写っている写真は東北の貧しかった農村が生き生きと捉えられているではありまあせんか。

このまま埋もれさせるにはもったいないので米沢の市民ギャラリーで公開する事にしました。


時期は7月14日から2週間 

TEL 0238-22-6400

 

その昔の写真に写っている農家を私も数年前に撮っていたので見て下さい。