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中ノ俣と共に20年

中ノ俣に通い出して20年以上が過ぎた。

 

その頃の中ノ俣の人口は150人程で、集落をまとめていた元気な60代は現役を退くか亡くなるかして現在は70代の元気な年寄りが村を仕切っている。

 

その70代は私と同年代で、若い頃からの重労働と偏った食生活でやはり次々に亡くなっている

 

とうとう人口が50人程になってしまった。

その70代もあとどのくらい持つのかわからない状況だけど孫が田んぼの手伝いをするという光景がちらほら見られるようになった。
かく言う私も村人たちと同じように歳を重ねていて、20年前に撮った若かった70代の村人の写真を見て撮影のために通った年月に想いをはせる今日このごろだ。
撮った写真をみると最初から撮影に好意的なひとの写真がやはり多い。
そして、歳を重ねる程に老いて行く姿が撮りためたフィルムやデータの中にしっかりと残っている。
これはなんとかしなくてはならないのだと自分に言聞かせながらまとめている最中である。
どこまで中ノ俣につきあえるのかわからないがこれからも悔いが残らないように撮影を続けて行く積もりである。

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コメント: 1
  • #1

    まいどです☆ (日曜日, 08 3月 2020 14:14)

    なんだかたいへんなご時勢で 大切なものが失われていっている気がします。
    お体に気をつけて ぼちぼちと...
    でも しっかり残していってくださいな☆