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フォトレック多摩川

 多摩川を見つめて半世紀以上経つ。

狛江付近から撮影
狛江付近から撮影

 

泳ぎから川とのつき合い方、

川を取り巻く自然、

何から何まで学ばせてもらったのが

多摩川だ。

私が小学生の頃の多摩川はほんとうに美しかった。

水に潜ると鮎が銀鱗を踊らせながら泳いでいるのが手にとるように見えた。

水の中から水中マスク越しに見上げると、

青く透き通った空と水が合体して白い雲が眩しかったものだ。

だが、美しかった多摩川も歳を重ねるごとに汚れて行き、

一時は悪臭で近寄る事も出来いほどだった。

雪景色は一の瀬高橋付近
雪景色は一の瀬高橋付近

そんな多摩川も付き合いが長くなれば

源流まで行ってみようというきにもなってくる。

 

まして写真を撮る事が仕事となるとなると

私にとってなくてはならない被写体になってしまった。

 

というよりも多摩川の自然をもっと勉強してみようという気に

なったのかもしれない。

 

そうやって多摩川を見つめると

自然がとても快く感じるようになるはずだ。

 標高の高い冬の源流部はあちらこちらでつららが
標高の高い冬の源流部はあちらこちらでつららが

 

というわけで、全長138キロの多摩川、源流へ行ったり、

河口をのぞいたり、

過去へ戻ったりと

写真でトレッキングを始めます。